昨日は長いお付き合いのある方との食事会で銀座へ。福助というお寿司屋さんにお邪魔してきました。インドでは生のお魚は食べられず日本酒も手に入らないので、ついついいただき過ぎました。
海外で仕事をすることの難しさ、先人達の苦労話から学ぶとともに、一方で自分の中におけるインドの大きさを改めて感じる時間でした。
ムンバイを首都とするマハーラーシュトラ州のNashik(ナシック)地方には、いくつかのワイナリーが点在しています。
ムンバイから車で4時間、この地域に来るとゴツゴツとした岩肌や緑に溢れ、スイスかヨーロッパか?と見間違うような景色が広がっています。もちろん、幻想ですけどね。
さて、一軒目はVallonneという家族経営に近い小さなワイナリー。醸造設備もコンパクトで、種類は10種類くらい。こだわりを持って丁寧に作られていて、価格もリーズナブル。
ワイナリーに併設されているレストランは中々のクオリティで、4組まで宿泊もできるとか。
樽で熟成されたヴィオニエと、タンニンがまろやかで超熟赤のシラーズ、アカシヤのハチミツのようなフレーバーのシュナンブランの甘口は、インドでワインでしょ?と言う偏見を捨てて飲みたい。
このワイナリーのロゼはカベルネソーヴィニヨン。ほかのワイナリーはジンファンデルが多い中、少し方向が違います。また、シャルドネを栽培しておらず、スパークリングも今のところはありません。
本日はバンガロールからデリーへの移動日。インドはムスリムの祝日なのですが、日本からメールがどんどん送られてきて半分仕事モードです。
さて、バンガロールの涼しい気候はぶどうの生育にも向いていて、こちらをベースとしたワイナリーがあります。今回訪れたのは、フランスの超がつくほど有名なミッション・ローラン氏が監修しているグローバー。現在バンガロールとナシックで、20種類のワインを作っています。彼が関与すると似たような味わいになる…ものの、インドのような未開の場所ではぶどうのポテンシャルを最大限に引き出す、まさに魔術師。残念ながらローカルのぶどうはワインに向かないので、ヨーロッパ品種のみです。
ワイナリーは完全予約制で一日一回のセラーツアーなので、行かれる方はご注意を。10時半集合、ツアー時間3時間、テイスティングとランチ込みで1000ルピー程度です。ランチはチキンビリヤニと野菜スープといったかんそなものです。
醸造過程は写真禁止のため、雰囲気だけですが、フランスの片田舎のワイナリーといった感じ。高価格帯はフレンチオークで熟成させています。
ブティックはなく、倉庫から直売。クレジットカードは使えます。市価より10パーセントオフで税金はかかりません。クレジットカードも使えます。
テイスティングは5種類。グラスを使い回すので、リンスするための水を持っていくと良いですよ。